今回のブログでは腰痛とこむら返りの関係性について解説します。
腰痛とこむら返りの関係性
こむら返りとは、こむら(ふくらはぎ)がつった状態です。
腰部疾患の中でも脊柱管狭窄症を患っている場合、左記の疾患により末梢神経に障害があるとこむら返りが起こりやすくなります。日常生活の中で反り腰にならないように気を付けることが予防になります。
特に中高年以降に多い病気で、神経の通り道である脊柱管が腰の部分で狭くなることで、腰・臀部・下肢にかけて痛みや痺れが出現し間欠性跛行が出現したり、症状が進行すると排尿障害などの症状が現れます。これは加齢、労働、背骨の病気などの影響で変形した椎間板と、背骨や椎間関節から突出した骨などにより、神経が圧迫されることで発症します。
脊柱管狭窄症でなくてもこむら返りになります!
こむら返りは日中に運動や作業で身体を動かしたり、夏場に汗をかいて脱水症状になったりすることでも起こりやすくなります。脱水状態に加えて、冷房で足が冷えて血流が悪くなるとこむら返りになることもあります。これらはスポーツ選手が試合中に足がつるのと同じなので病的なことではありません。
こむら返りになったときの対処法
つった筋肉を伸ばすストレッチをすることが重要です。
方法は、足を身体の前に伸ばして座りつま先を手でつかみます。手前側にゆっくりと引き寄せてふくらはぎのストレッチをします。(20-30秒)
※つま先に手が届かない場合はタオルを足に引っ掛けて両足を掴んで引っ張る方法で行います。
この記事の筆者
- 柔道整復師
- 足立壮太
2017年4月に柔道整復師免許を取得。2017年4月より関西に12店舗展開している整骨院にてセラピストとして従事し、2017年下半期には月間MVP賞の総取得数が社内で1位になり下半期MVP賞を受賞。2019年2月より腰痛に特化したリハビリ施設に従事し、現在に至る。