
今回のブログでは腰用コルセットについて解説します。
病院やドラッグストアでも購入できるコルセットは腰に痛みがあるときにしっかりと骨盤を安定させて痛みを和らげてくれるアイテムですが、リハビリに来られる患者様に「装着するタイミング」「痛めてからどれくらいの期間装着したほうがいいのか」というご質問をいただくことがあるのでこちらをご参考ください。
コルセットをつけるタイミング
長距離の移動や長時間座り続ける・重量物の持ち上げ作業など、腰を痛めるリスクが高い動作をする際に装着するのが良いでしょう。就寝時などの安静時のコルセット装着は圧迫や締め付けによって骨盤周りの血流が悪くなりやすく、腰痛を長引かせたりすることもあるため注意しましょう。
コルセットを装着する期間の目安
急性腰痛症(ぎっくり腰)を患ってから1週間程度の装着をお勧めします。
コルセットは骨盤の安定性をサポートし疼痛を緩和させてくれるものではありますが、幅の広いコルセットを使い続けると筋力低下を招き腰痛の慢性化を招かねないです。
但し、幅の狭いコルセットは使用しても筋力は衰えないといった論文もあがっているので巻いても問題ないかと思います。
*当施設の提携先(野中腰痛クリニック)にて手術を受けられた患者様も術後3日間のコルセット着用を推奨されていますがそれ以上の装着は原則推奨されていません。但し、移動で長時間座ることが想定される際や長時間の立位や歩行が想定される際は使用されることをお勧めします。
この記事の筆者
- 柔道整復師
- 竹中大輔
2024年柔道整復師免許(国家資格)を取得。同年、公益社団法人 全国柔道整復学校協会 優秀賞を受賞。その後、腰痛リハビリセンターにて腰痛に特化したリハビリを行う。また森ノ宮医療大学の研究員としても活動中。