
今回のブログでは姿勢が及ぼす腰への影響について解説します。
解説をさせていただく前にブログを見てくださっている皆さんに質問をさせていただきます。
この3つの姿勢のなかで最も腰椎椎間板へのストレスが強いものはどれだと思いますか?
①仰向け寝 ②坐位 ③立位
正解は、、、②坐位です(ちなみに私はこういった仕事をするにあたって調べるまでは③の立位だと思っていました。)
姿勢と腰椎椎間板にかかる負担の関係性
整形外科医アルフ・ナッケムソン(Alf Nachemson MD, PhD、1931. 年 - 2006年)は腰痛の原因解明と治療に多大な業績を残したとされています。その中のひとつ、姿勢によって腰椎椎間板内の圧力が増減する可能性があることを示す有名な研究があります。
これは、「立ったときの腰の負担を100とした場合、座った時は1.4倍、デスクワークで前屈みになった場合は1.85倍もの負荷が椎間板にかかる」というものです。
上記の研究結果からも立位より坐位のほうが椎間板への負担が大きいことがわかります。
腰椎椎間板変性症や腰部椎間板ヘルニアの予防や悪化を防ぐためにも、3,40分に1度は立ち椎間板をストレスから解放してあげましょう。
この記事の筆者
- 柔道整復師
- 竹中大輔
2024年柔道整復師免許(国家資格)を取得。同年、公益社団法人 全国柔道整復学校協会 優秀賞を受賞。その後、腰痛リハビリセンターにて腰痛に特化したリハビリを行う。また森ノ宮医療大学の研究員としても活動中。