今回のブログでは腰への負担を最小限にとどめる荷物の持ち上げ方について解説します。
買い物袋を持ったり、庭の植木鉢を移動させる、農作業で沢山の野菜を運ぶなど、、、他にも様々な場面で日常的に重たい荷物を持ち上げる動作があると思います。こういった動作は何も持たずに立っている時と比較すると持ち上げる物の重量分または姿勢によっては何倍もの負担が腰にかかります。元々腰痛がある方や重い荷物を日常的に運ぶ方、筋力が少ないなど自覚がある方はとくに注意が必要です。
重たい物を持ち上げる際のポイント
(正しい持ち上げ方)しっかりと腰を落とした姿勢で荷物を把持し持ち上げます。
このとき、身体と荷物との距離はなるべく縮め、片膝は地面につけず立てたような状態にしておくと持ち上げる際に足の力が入りやすいので、そうでない場合と比較すると容易に立つことができ腰への負担も軽減されます。
(誤った持ち上げ方)立ち姿勢のまま膝を曲げずに腰だけを曲げて床のものを持ち上げる動作です。
又、立ち姿勢のまま荷物を持ち上げようとするとどうしても身体と荷物との距離が開いてしまうのでそのまま持ち上げると腰への負担はもの凄く大きくなります。実際このような動きを繰り返し行うと腰椎辷り症を患うリスクも高くなると指摘されています。
これらは腰痛対策・予防にも有効なので腰痛がない方も実践していただいた方がいいかと思います。
一緒に健康寿命を延ばしましょう。
この記事の筆者
- 柔道整復師
- 足立壮太
2017年4月に柔道整復師免許を取得。2017年4月より関西に12店舗展開している整骨院にてセラピストとして従事し、2017年下半期には月間MVP賞の総取得数が社内で1位になり下半期MVP賞を受賞。2019年2月より腰痛に特化したリハビリ施設に従事し、現在に至る。