今回のブログでは急激な寒暖差による弊害について解説します。
気温と腰痛の関係性
結論:季節の変わり目となる春と秋はぎっくり腰(急性腰痛症)が起こりやすいです。
理由① 気温の変化による筋肉の緊張
気温が急激に下がると筋肉を緊張させて体温を保とうとします。また、急激に暖かくなると身体が適応しきれずに体調を崩す要因になることもあります。
理由② 自律神経の乱れ
筋肉が緊張し交感神経が優位になると、血管の収縮・血圧の上昇が起こりやすくなります。
自律神経とは、交感神経と副交感神経の2つに分類されますが、交感神経は身体が緊張状態にあるときに優位となり副交感神経は身体がリラックス状態にあるときに優位となります。例えば、これらが乱れると夜寝る際に交感神経が優位になってしまって眠れなくなったりすることがあります。
理由③ 疲労物質の滞り
血管の収縮・血圧の上昇などにより疲労物質が排出されづらくなり体内に滞りやすくなります。
このようなことで筋肉が硬くなり痛みの原因になっていることもあります。
対策方法
入浴後の身体が温まった状態でストレッチを行うことで血行がさらに良くなり老廃物が流れるだけでなく、副交感神経が優位となるため睡眠の質が上がるというデータもあります。
腰痛予防にもなりますので、日頃の習慣としてぜひ行っていただければと思います。
この記事の筆者
- 柔道整復師
- 足立壮太
2017年4月に柔道整復師免許を取得。2017年4月より関西に12店舗展開している整骨院にてセラピストとして従事し、2017年下半期には月間MVP賞の総取得数が社内で1位になり下半期MVP賞を受賞。2019年2月より腰痛に特化したリハビリ施設に従事し、現在に至る。