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巷でよく見るボキボキ矯正っていいの?

巷でよく見るボキボキ矯正っていいの?

今回のブログでは『ボキボキ矯正』について解説します。


まず、【ボキボキ矯正とは?】ですが、正しく言うと【カイロプラクティック】と呼ばれ、頸部や腰部などを急激に回旋させるような介入方法でその介入をされている方は歪んでいる骨を元の配列に戻すような記載があること多く見受けられます。

当センターではこのような方法はおこなっておらず詳しい説明をすることは出来ません。

※海外ではカイロプラクティック療法は養成校で学び、国家資格を用いて治療されていることが多いとされますが、日本の厚生労働省により明記されている医事第58号の「医療類似行為の取り扱いについて」にこのように記されています。

ボキボキ矯正による身体への悪影響、注意

カイロプラクティック療法は腫瘍性、出血性、リウマチ、筋萎縮性疾患や心疾患にふまえ、椎間板ヘルニア、後縦靭帯骨化症、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症、骨粗しょう症、環軸椎亜脱臼、不安定脊椎、側彎症、二分脊椎症、脊椎すべり症等など明確に診断されているものについて適用するべきでないとのことがあり、それにより状態悪化させる危険性があると記されています。
また、頚椎の回旋伸展操作を加えるスラスト法は身体に損傷を加える危険あるためこういった危険の高い行為は禁止されています。


海外でも頚椎の回旋伸展操作を行ったことで椎骨動脈解離による脳梗塞をもたらした例もあるため好ましくはありません。

カイロプラクティック療法を受けられる場合

医療機関で上記のような疾患がないか検査、診察を行って頂き、リスクを最大限減らした上でカイロプラクティック療法を受けることをお勧めします。

この記事の筆者

柔道整復師:竹中大輔
柔道整復師
竹中大輔

2024年柔道整復師免許(国家資格)を取得。同年、公益社団法人 全国柔道整復学校協会 優秀賞を受賞。その後、腰痛リハビリセンターにて腰痛に特化したリハビリを行う。また森ノ宮医療大学の研究員としても活動中。