
今回のブログでは腰痛とストレスの関係性について解説します。
腰痛とストレスの関係性
心因的ストレスは身体に様々な不調が現れます。
円形成脱毛症や睡眠障害、身近なものでいうとお腹の不調などもそれらの一つです。
意外に思われるかもしれませんが、腰痛もそのうちの一つです。
腰痛というストレスにより腰痛を悪化させるケースも
ストレスが腰痛の原因の一つになり得るとお伝えしましたが、腰痛そのものがまたストレスの原因になるといったような悪循環に陥ってしまうケースもあります。
通常人の身体は痛みを感じた際に脳でドーパミンが放出されますが、痛みによってストレスを感じた結果、よりドーパミンが放出されにくくなり、それによりまた痛みを感じるという負のスパイラルに陥るケースもあるようです。
心因性腰痛症(ストレス性腰痛症)のセルフチェック
①午前中に痛みを感じやすい
②半年以上前から痛みを感じる
③重怠い・ズキズキする・チクチクするなど、痛みの性質が変わる
④痛みのある部位がその時々で変わったり、痛みが増したり減ったりする
⑤頭痛・不眠・胃の不快感・動悸・食欲不振などもある
⑥姿勢を変えたり安静にしても痛みを感じる
⑦気分によって痛みを感じたり感じなかったりする
心因性腰痛症ははっきりと診断することが難しく、いくつかの検査を組み合わせ、その結果から総合的に診断されることが多いようです。又、心因性腰痛症と診断された場合、近年効果があるといわれるのは「認知行動療法」という心理療法です。
又、心因性腰痛症には運動も効果的といわれています。軽く息が上がる程度の有酸素運動(例:ウォーキングやエアロバイク)などが推奨されています。
この記事の筆者
- 柔道整復師
- 竹中大輔
2024年柔道整復師免許(国家資格)を取得。同年、公益社団法人 全国柔道整復学校協会 優秀賞を受賞。その後、腰痛リハビリセンターにて腰痛に特化したリハビリを行う。また森ノ宮医療大学の研究員としても活動中。